予防接種は義務ではありませんが、効果は高いので、お子さんが健康で育つためには受けたほうが良いと思います。
★VPDで推奨している予防接種スケジュール コチラ
予防接種に保護者が来院されず、代理の方(成人)が同伴される場合委任状が必要です
ダウンロード⇒委任状
熊本市のホームページからもダウンロードできます
最近日本で接種できるようになったワクチン
諸外国では以前から定期接種しているワクチンが日本でも接種できるようになりました。
Hib(ヘモフィルスインフルエンザ桿菌b)ワクチンと肺炎球菌ワクチンです。いずれも細菌性髄膜炎などの重症感染をおこす菌のワクチンですので、できればなるべく乳児早期に接種することをお勧めします。ちなみにアメリカなどでは生後2カ月から三種混合(DPT)+ポリオワクチン、Hib、肺炎球菌ワクチンの同時接種を勧めています。もうひとつは子宮頚癌のワクチン(HPVワクチン)です。
@ Hib(ヘモフルスインフルエンザ桿菌b)ワクチン
Hibは幼児期早期の細菌性髄膜炎(死亡率が高く、後遺症が残る可能性がある)や喉頭蓋炎など重症感染や肺炎、中耳炎など感染症の原因菌のひとつです。
A 肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌はHib髄膜炎よりやや年齢が高い子に多い細菌性髄膜炎の原因です。そのほか菌血症、肺炎、中耳炎などの原因菌です。
この二つは乳児期早期に接種されることをお勧めします。
B 子宮頚がんのワクチン
子宮頚がんは20〜30才代の婦人科領域のがんの中では1番発症頻度の高いがんです。 (乳がんは2番目)主な原因はヒトパピローマウィルス(HPV)16、18型の感染です。
10才代早期に接種することをお勧めします。
●医院・病院で受けるもの●
ヒブワクチン
接種対象は生後2ヵ月から5歳未満児まで接種できます。
(生後2ヵ月〜4歳まで無料)
●接種回数
☆2〜 6ヵ月:通常約1ヵ月間隔で3回、7ヶ月後に4回目
☆7〜11ヵ月:通常約1ヵ月間隔で2回、7ヶ月後に3回目
☆1〜 4才 :1回
肺炎球菌
接種対象は生後2ヵ月から9歳児まで接種できます。
(生後2ヵ月〜4歳まで無料)
●接種回数
☆2〜 6ヵ月:通常約1ヵ月間隔で3回、60日以上あけて1歳前後に4回目
☆7〜11ヵ月:通常1ヵ月間隔で2回、60日以上あけて1歳前後に3回目
☆ 1 才 :初回接種後60日以上あけて2回目
☆2〜 9才 :1回
B型肝炎
2016年10月1日から定期接種になりました
2016年4月1日以降生まれた方で、1歳までの方が対象です
接種回数は三回です
1回目の接種から27日以上の間隔をあけて2回目を接種し、さらに1回目かあら139日をあけて
3回目を接種します
標準接種月齢は生後2か月から9ヶ月まで
四種混合(ジフテリア・破傷風・百日咳・ポリオ)
※1期 [生後3ヶ月から7歳半未満の間に3〜8週間隔で3回接種]
※1期の追加[三回目から1年から1年半後に4回目] ※2期[11歳から13歳未満で二種混合(ジフテリア・破傷風)として受けます
BCG
生後1歳に至るまで無料
標準接種月齢は生後5ヶ月から生後8ヶ月まで
三種混合(ジフテリア・破傷風・百日咳)
※1期 [生後3ヶ月から7歳半未満の間に3〜8週間隔で3回接種]
※1期の追加[三回目から1年から1年半後に4回目]
※2期[11歳から13歳未満で二種混合(ジフテリア・破傷風)として受けます。]
ポリオ
生後3ヵ月〜7歳半までに、3〜8週間隔で3回接種
6ヵ月以上の間隔をおいて4回目
麻しん風しん混合(MR)
1期:1歳から2歳未満(2歳誕生日の前日)の間に1回、早めに受けること。
2期:5歳から7歳小学校入学前の一年間(年長児)
水痘
1歳から3歳未満 無料
1回目接種終了後、半年〜1年後に2回目接種
おたふくかぜ 2回 有料
1歳から受けられます。2回接種(1回接種後、3〜4年後にもう1回)
日本脳炎
1期:生後6月〜生後90月に至るまで(3歳から接種開始がおすすめです)
《初回接種3歳》6日以上の間隔をあけて2回
《追加接種4歳》2回目の接種から6月以上あけて1回接種
2期:9歳以上13歳未満1回
※特例措置対象者(H7.4.2〜H19.4.1生まれ)については
20歳未満まで接種が可能です。
子宮頸癌
10歳以上の方が接種できます。
(中学1年生〜高校1年生まで無料)
季節性インフルエンザ(接種時期10〜12月)毎年2回
生後6ヶ月から受けられます
ロタウイルス胃腸炎予防ワクチン
ロタリックス(生後6週〜24週 2回 有料)
ロタテック (生後6週〜32週 3回 有料)
A型肝炎 3回 有料
1歳から受けられます。
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